“認知症予防資格”とは
厚生労働省は、認知症の高齢者は2022年で443万人、2030年見込みで523万人となり、65歳以上の人口の14%にのぼるとの調査結果を公表しました(2024年5月)。認知症は、誰もが発症するおそれのある疾患であり、初期段階からの予防を重視すべきと呼びかけています。
「認知症予防支援相談士」資格は、高齢者やその家族に認知症予防への関心を高め、予防の知識と必要性を多くの人に理解していただくことを目標に創設され、さらにバランスのとれた食事による予防法を学ぶ「認知症予防食生活支援指導員」、音楽と運動を組み合わせた予防法を学ぶ「認知症予防音楽ケア体操指導員」の資格を設けてきました。これらの資格は、認知症予防の専門知識と技術をもった人材を育成し、専門能力の向上を目的に人材を評価し認定する資格です。
認知症予防資格は
こんな方へ
認知症予防を学び、資格を取得された多くの方は、現在、予防活動を通してご家族や地域のコミニティ、自治体での活動、または医療・介護施設など、高齢者のために多くの場所で活躍されています。認知症予防に関心がある方は、ぜひ、一歩踏み出してみてください。受験・受講資格に制限はありません。あなたの想いが、身近な高齢者を助け、社会を支える大きな力になります。
認知症予防に関する
3つの「認定資格」
認知症予防の専門知識の習得と相談等のスキルの向上を目的に、評価・認定をする認定資格です。認知症予防活動を通して、地域社会活動の支援者や相談者としての活躍が期待されています。
食生活支援指導員
認知症の予防を目的とする「食生活改善」の知識と理解を習得し、予防活動を通して、高齢者の健康維持のために、地域社会や職場で活躍が期待される支援指導員です。
音楽ケア体操指導員
音楽ケア体操指導員は、地域社会や職場、ならびに福祉分野において「音楽ケア体操」を普及し、幅広く活躍ができる指導員の養成と専門能力の向上をめざします。
認知症・フレイル予防推進協会
事業のあらまし
一般財団法人認知症・フレイル予防推進協会は、2024年12月に設立し、認知症・フレイル予防等の福祉・介護に関する知識を広め、その習得の度合いを評価検定するため、次の事業を行い、我が国における福祉・介護に関する学習の振興を通じて、人の健康に寄与することを目的としています。